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データのインポート

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。
  • データを Salesforce にインポートする各種のオプションについて説明および比較する。
  • データインポートウィザードを使用してサンプルの .csv ファイルのデータを準備およびインポートするために必要なステップを挙げる。
メモ

メモ

このバッジのハンズオン Challenge は日本語、スペイン語 (LATAM)、ポルトガル語 (ブラジル) に対応しています。Playground の言語を変更するには、こちらの指示に従ってください。日本語等、翻訳された言語と英語に差異がある可能性があります。英語以外の言語での指示に従って Challenge に合格できなかった場合は、[言語] と [地域] をそれぞれ [English]、[アメリカ合衆国] に切り替えてからもう一度お試しください。

メモ

アクセシビリティ

この単元には、スクリーンリーダーユーザー向けの追加の説明が用意されています。この単元のスクリーンリーダーバージョンを利用する場合は、以下のリンクをクリックしてください。

Trailhead スクリーンリーダーの説明を開く

データのインポートの概要

外部データを Salesforce に簡単にインポートできます。サポートされているデータソースは、データをカンマ区切りテキスト形式 (.csv) で保存可能なすべてのプログラムです。

Salesforce には、データをインポートする主な方法として次の 2 種類があります。

  • データインポートウィザード — [設定] メニューからアクセス可能なこのツールでは、取引先責任者、リード、取引先などの一般的な標準オブジェクトのデータのほか、カスタムオブジェクトのデータもインポートできます。一度にインポートできるレコードの最大数は 5 万件です。このウィザードの簡単なインターフェースを使用して、設定パラメーター、データソース、およびインポートファイルの項目名と Salesforce の項目名を対応付ける項目の対応付けを指定します。
  • データローダー — クライアントアプリケーションで、ファイルまたはデータベース接続のいずれかから、一度に 500 万件のあらゆるデータ型のレコードをインポートできます。ユーザーインターフェースまたはコマンドラインのいずれかを使用して操作できます。後者の場合は、設定ファイルでデータソース、項目の対応付け、その他のパラメーターを指定する必要があります。こうした指定により、API コールを使用して、インポートプロセスを自動化できます。
メモ

どちらの方法の場合も、インポート可能なレコード数は、権限、インポートするデータ型、組織全体のデータストレージ制限によって異なります。インポート可能なオブジェクトの種別は、エディションによって異なります。

データインポートウィザードを使用する状況:

  • 読み込む必要のあるレコードが 5 万件未満である。
  • インポートする必要のあるオブジェクトがウィザードでサポートされている。
  • インポートプロセスを自動化する必要がない。

データローダーを使用する状況:

  • 5 万~ 500 万件のレコードを読み込む必要がある。読み込む必要のあるレコードが 500 万件を超える場合は、Salesforce パートナーと連携するか、AppExchange にアクセスして最適なパートナー製品を使用することをお勧めします。
  • データインポートウィザードでサポートされていないオブジェクトに読み込む必要がある。
  • 夜間インポートなど、定期的なデータ読み込みスケジュールを設定する。
メモ

データローダーでは、SOAP API を使用してレコードを処理します。処理を迅速化する場合は、代わりに Bulk API を使用するよう設定できます。Bulk API は、大量のレコードを同時に読み込むように最適化されています。この方法では、並列処理が行われ、ネットワーク往復数が少なくなるため、SOAP API より迅速に処理されます。

データのインポートの準備

Cloud Kicks は、顧客に合わせてデザインおよびパーソナライズされたカスタムスニーカーを作っています。優秀な営業担当の Candace と Jose は、いつも熱心に屋外でエクササイズをしているので、同社の Salesforce システム管理者である Linda とのウォーキングミーティングをスケジュールしました。CRM データを Salesforce に取り込むために Linda の支援が必要なのです。レコード数が 50,000 件未満なので、Linda はデータインポートウィザードを使用することに決めました。ウォーキング後、Linda は自席に戻り、インポート用のデータを準備しました。

データのインポートについて Linda と話す Jose と Candace

データをインポートする前に、Linda は次の Salesforce データインポートガイドラインを使用してデータを準備します。 
  • 既存のソフトウェアを使用して、エクスポートファイルを作成します。このエクスポートされたデータファイルは、データを Salesforce にインポートするために使用します。
  • 正確性および一貫性を高めるために、インポートファイルをクリーンアップします。この処理によってデータが更新され、重複の排除、不要な情報の削除、スペルや他のエラーの修正、命名規則の強制適用が行われます。
  • 作成したデータ項目とインポート可能な Salesforce 項目を比較し、データを対応付けられる適切な Salesforce 項目があることを確認します。インポートを開始する前に、対応付けを微調整する必要がある場合があります。詳細は、オンラインヘルプの「項目の対応 (データソース)」を参照してください。
  • インポートされたデータを処理するために Salesforce で必要な設定の変更を行います。たとえば、新しいカスタム項目の作成、選択リストへの新しい値の追加、ワークフロールールの一時的な無効化などが必要になることがあります。
メモ

最初に小さなテストファイルをインポートして、ソースデータが正しく準備されていることを確認することをお勧めします。 

インポートファイルのクリーンアップについての詳細は、「How To Import Data into Salesforce (Salesforce へのデータのインポート方法)」シリーズの動画「Data Import: Clean Up Your Import File (データのインポート: インポートファイルのクリーンアップ)」をご覧ください。

データインポートウィザードの使用

エクスポートファイルを作成し、インポートするデータをクリーンアップしたら、次の手順に従ってデータインポートウィザードを使用したデータのインポートを実行します。
  1. ウィザードを開始します。
    1. [設定] から、[クイック検索] ボックスに「データインポートウィザード」と入力し、[データインポートウィザード] を選択します。 
    2. お知らせページに表示されている情報を確認し、[ウィザードを起動する] をクリックします。
  2. インポートするデータを選択します。
    1. 取引先、取引先責任者、リード、ソリューション、個人取引先、キャンペーンメンバーをインポートするには、[標準オブジェクト] をクリックします。カスタムオブジェクトをインポートするには、[カスタムオブジェクト] をクリックします。
    2. Salesforce に新しいレコードを追加するか、既存のレコードを更新するか、またはレコードの追加と更新を同時に行うかを指定します。
    3. 必要に応じて一致条件やその他の条件を指定します。疑問符の上にマウスを置くと、各オプションに関する詳細情報が表示されます。
    4. データが含まれているファイルを指定します。データファイルを指定するには、ページのアップロード領域に CSV をドラッグするか、使用している CSV カテゴリをクリックして移動してからファイルを選択します。
    5. ファイルの文字コードの方法を選択します。ほとんどのユーザーはデフォルトの文字コードを使用できます。
    6. [次へ] をクリックします。 
  3. データ項目を Salesforce データ項目に対応付けます。データインポートウィザードにより、データ項目から標準 Salesforce データ項目への対応付けが可能な限り試行されます。ただし、Salesforce で項目を自動的に対応付けできない場合は、手動で行います。対応付けられていない項目は、Salesforce にインポートされません。標準 Salesforce データ項目のリストを表示するには、[設定] から、ページ上部の [オブジェクトマネージャー] をクリックします。対象の項目が含まれるオブジェクトをクリックし、[項目とリレーション] をクリックします。たとえば、リードの標準 Salesforce 項目のリストを表示するには、[オブジェクトマネージャー] | [リード] | [項目とリレーション] をクリックします。
    1. 対応付けられたデータ項目のリストをスキャンし、対応付けられていない項目を見つけます。
    2. 対応付けられていない各項目の左にある [対応付け] をクリックします。
    3. [項目の対応付け] ダイアログボックスで、対応付ける Salesforce 項目を選択し、[対応付け] をクリックします。[項目の対応付け] ダイアログボックスには、取引先および取引先責任者の一般なメモ項目の対応付けられていない項目のデータを保存するオプションもあります。これを行うには、[対応付け] ドロップダウンリストから [取引先 メモ] または [取引先責任者 メモ] を選択し、[対応付け] を選択します。
    4. Salesforce で自動的に実行された対応付けを変更するには、該当する項目の左にある [変更] をクリックし、対応付ける Salesforce 項目を選択して [対応付け] をクリックします。
    5. [次へ] をクリックします。
  4. 確認してインポートを開始します。
    1. 確認ページでインポート情報を確認します。対応付けられていないインポート対象の項目がまだ存在する場合は、[前へ] をクリックして前のページに戻り、対応付けを指定します。
    2. [インポートを開始] をクリックします。
  5. インポート状況を確認します。[設定] から [クイック検索] ボックスに「一括データ読み込みジョブ」と入力し、[一括データ読み込みジョブ] を選択します。  データインポートを開始したユーザーには、インポートの完了時に状況メールが送信されます。
メモ
[対応付け] ボタンが表示されない場合は、ブラウザーのズームオプションを使用してコンテンツのサイズを調整 (縮小) します。

データインポートを開始したユーザーには、インポートの完了時に状況メールが送信されます。


もうひとこと...

この情報は、インポートされたデータを Salesforce に統合する場合に役立ちます。
  • 選択リストと複数選択リストの新しい値 — 既存の選択リスト値と一致しない選択リストをインポートする場合、次のように動作します。
    • 非制限選択リストでは、データインポートウィザードでインポートファイル内にある値が使用されます。
    • 制限付き選択リストでは、データインポートウィザードで選択リストのデフォルト値が使用されます。
  • 複数選択リスト — 複数選択リストに複数の値をインポートするには、インポートファイルにある値をセミコロンで区切ります。
  • チェックボックス — チェックボックス項目にデータをインポートするには、チェックありの場合は 1、チェックなしの場合は 0 の値を使用します。
  • デフォルト値 — インポートウィザードで選択リスト、複数選択リスト、チェックボックス項目に対して、項目の対応付けを実行していなかった場合、デフォルト値があればその値が自動的に新規または更新レコードに挿入されます。
  • 日付/時間項目 — インポートする日付/時間項目の形式が、地域の設定ごとに Salesforce に表示される状態に一致するようにします。
  • 数式項目 — 数式項目は参照のみのため、インポートされたデータを受け入れません。
  • 項目の入力規則 — Salesforce は、インポートする前にレコードに対して入力規則を実行します。入力規則に違反するレコードはインポートされません。インポートするレコードに影響を及ぼす入力規則がある場合、インポート実行前に、該当する入力規則を無効化することを検討してください。
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